香りは、記憶と感情にふれる。

ふとした瞬間に、昔の風景が蘇ることがあります。それは、音でも言葉でもなく、“香り” によって。ある香水のにおいで、大切な人の面影を思い出す。ある木の香りで、実家の玄関にいた頃の安心感がよみがえる。香りは、記憶と感情にもっとも近い感覚です。

嗅覚は “脳にもっとも直接届く感覚”

人の五感の中で、嗅覚だけが「大脳辺縁系(感情や記憶をつかさどる部分)」に直接アクセスします。これは、視覚や聴覚と違い、“フィルターを通さずに” 脳の奥深くに届くということ。そのため香りは、瞬時に気分を変えたり、心をほぐしたり、あるいは記憶を呼び起こしたりする力を持っています。

「眠りの質」と香りの相性

近年、香りが睡眠に与える影響についての研究も進んでいます。ラベンダーやヒノキ、サンダルウッドなどは、副交感神経を優位にし、心拍をゆるめ、
自然な眠気をうながす作用があると報告されています。香りは “睡眠薬” のように眠らせるのではなく、「安心して、眠っても大丈夫だよ」という無言のメッセージを脳に届けてくれます。

Bedroom Aroma Stand に込めた意図

TECRONICA の Aromastand は、こうした香りの力を「寝室に最適なかたち」で届けることをめざして生まれました。
静音性の高いファンを採用し、香りが空間にふわりと広がります。眠る前のほんの 10 分、香りに包まれる時間があるだけで、心は自然と「終わりの時間」へと向かっていきます。
“香るスイッチ” が、あなたの一日を静かに閉じる合図になることを願って。